無農薬野菜の魅力

無農薬野菜とは、文字通り農薬を使わずに栽培された野菜のことです。
当然のことですが、昔は農薬などというものがなかったので全て無農薬栽培でした。
肥料も、化学肥料などというものがあるわけもなく全て有機肥料で栽培されていました。
近代に入ってから、重労働の割に効率の悪い農業から、比較的楽で儲かる農業にするための様々な努力が重ねられて、機械化が進み、化学肥料や農薬が使用されるようになりました。
化学肥料は作物の栄養になる成分を科学的に合成、配合した肥料です。
農薬は、作物を荒らす害虫や病原菌、カビ、ネズミなどを殺したり、遠ざけたりする薬剤のことです。
また、雑草がはびこらないように取り除く薬も開発されました。
これら、機械、農薬、化学肥料のおかげで日本の農業は非常に効率的になり農家の労働が軽減され収穫量も増えたのです。

ところが最近になって、また無農薬野菜に注目が集まるようになりました。
というのも、最近になって残留農薬が大きな問題になってきたからです。
農薬は殺虫、殺菌、除草という役目を持っていますがこれらの役目は皆生物を殺したり無力化したりする役目です。
農薬が頻繁に使用されるようになってから、かつての日本の田んぼに普通に生息していた、タニシやゲンゴロウなどの生物は激減しました。

また、農薬の成分の中には発がん性を持つものも少なくありません。
これらの成分が残留する野菜を食べ続けて大丈夫なのか?という疑問が人々を不安にしています。
確かに、農薬には厳しい認可制度や使用基準が定められており、以前使用されていた農薬の中でも毒性の強い物は現在は使用禁止になっています。
しかし、ことは一生の食生活の問題です。
60年70年、80年生きている限り野菜を食べ続けるわけですから、できることならリスクの低い食品を食べ続けたほうがいいのです、無農薬野菜が人々に注目されるにはこのような事情があるのです。